2019年5月20日月曜日

経ヶ岳バーティカルリミット参戦

5月は他にめぼしいレースがなかったこと、
地図で見たところ日帰りできそうな会場だったこと、
距離も21kmで手頃だったこと、
などから、あまり深く考えずにエントリーしたレース
経ヶ岳バーティカルリミット」。

エントリー後に過去の大会レビューを読んだり
コース図をよく眺めているうちに
かなり厳しいレースだとわかり、やや青ざめていた。

経ヶ岳という山に登り、そして降りてくるだけのシンプルなコースなのだが、なにしろ経ヶ岳は標高2200mほどの山。
コースの累積標高は1650mで、他の20km前後のトレランレースと比べて極端に高いわけではないのだけれども、実際には登山口から山頂まで5kmほどの短い区間で約1400m登ることになるので、よく考えると(いや、あまり考えなくても)かなりハードなコースである。

幸い(?)にも今年は山頂の雪解けが遅いということで、直前にコース変更が発表され、9合目で折り返し、距離も21kmから19kmへ短縮、多少苦しみが軽減されることとなった。といっても9合目と山頂とでは標高に100mも差がないのだが...。

過去のレビューにより、登りはほとんど走れず、パワーウォークが続くことが判明。
これが非常につらいので、急遽トレランポール(ストック)を入手。
この大会はポールの使用が認められているので、初めてトレランでポールを使ってみることにした。スキー経験は豊富なのでストックの使い方には慣れている。

今回の携行品

レースではこのポールが非常に役立った。
いつもはパワーウォークの途中で太腿が悲鳴を上げて、何度も休みながら歩くことになるのだが、今回は登りでほとんど立ち止まらなかった。太腿が痛くなることもなかったし、呼吸も楽だった。前にいた参加者が何人も脱落していったが、私は最後まで楽に登ることができた。

ひたすら登る
8合目あたりから時々こんな雪道

ポールを使うことで姿勢が良くなる(上半身が起きる)ので、疲れで背中が丸くなったりせず骨盤をうまく活用できたことと、ポール(腕)で支えることで太腿への負担が大きく軽減されたのだろう。

2000mを越える登山は初めての経験


折返し直後。9合目付近

ただし、下りになってからは、前のランナーが詰まっていてブレーキをかけながら走ったせいで足に負荷がかかったことと、いつものようにシューズ内で爪先が当たって痛み出し、思うように走れなかった。

下山後ののどかな道をヨロヨロと走る

水分補給が足りなかったようで、レース後は脱水状態でしばらく気分が悪かった。
2リットル近い水を背負っていたのだが、レース中はずっと前後にランナーがいたせいで水を飲むタイミングをうまくとれなかった。
無駄に重荷を背負ってただけじゃん(笑)

いろいろと反省点の多いレースとなった。
会場(信州大芝高原)も良かったし、南箕輪村の人たちのサポートもすごく良かったのだけれど、コースが厳しいので来年は出ないかも...。

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