『「アラブの春」の正体 − 欧米とメディアに踊らされた民主化革命』重信メイ 著
を読んだ。
中東については、マスメディアのごく限られた、
そしておそらくかなり偏った情報しか得られないし、
観光旅行などで訪れるような場所も少ないので
文化・宗教的にもあまり馴染みがなく
はっきり言って、よくわからない世界である。
20年くらい前に、エジプトを2週間ほど旅行した時に
けっこう地元のエジプト人何人かと話をしたり
一緒に旅をしたりしたので
その時に歴史や宗教観を話し合ったくらいの知識しかない。
いわゆる「アラブの春」については、授業の中で
「ソーシャルメディアによる革命」
「ウェブの力がアラブの民衆を解放した」
みたいな一言でまとめてしまっていた。
当然といえば当然だが、
現実はそんな単純でもハッピーなものではなかった、
ということがこの本を読んで分かった。
20年前にエジプトで出会った知識層の若者たちが
自分たちの境遇に対して怒っていた理由も
ようやく今になって理解できた気がする。
ソーシャルメディアが必ずしも人々を幸せにするものではないことも。
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